守るべき命
2011年03月08日
おとうさん、おかあさん、
あなたたちのことを こう 呼ばせてください。
あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、
わたしは地上に降りる決心をしました。
きっと わたしの人生を
豊かなものにしてくれると感じたからです。
汚れのない世界から地上に降りるのは勇気がいります。
地上での生活に不安をおぼえ、途中で引き返した友もいます。
夫婦の契りに不安をおぼえ、引き返した友もいます。
拒絶され泣く泣く帰ってきた友もいます。
あなたのあたたかい懐に抱かれ、
今 わたしは幸せを感じています。
おとうさん、
わたしを受け入れた日のことを
あなたはもう思い出せないでしょうか?
いたわりあい、求め合い、結び合った日のことを
永遠に続くと思われるほどの愛の強さで
わたしをいざなった日のことを
新しいいのちのいぶきをあなたがフッと予感した日のことを
そうです、あの日 わたしがあなたを選びました。
おかあさん、
あなたとわたしはひとつです。
あなたが笑い、喜ぶときにわたしは幸せに満たされます。
あなたが怒り、悲しむときにわたしは不安に襲われます。
あなたが憩い、くつろぐときにわたしは眠りに誘われます。
あなたの思いはわたしの思い
あなたとわたしはひとつです。
おとうさん、おかあさん、
あなたたちのことを こう、呼ばせてください。
あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、
わたしは地上に降りる決心をしました。
きっと わたしの人生を
豊かなものにしてくれると感じたからです。
わたしがあなたたちを選びました。
鮫島 浩二 作
『わたしが あなたを選びました』から抜粋
きのう33歳を迎えました。
守るべき命を抱きしめながら、
両親や主人、友人たち…などなど、
いつも優しい気持ちを向けてくれる方々への
感謝の気持ちを再確認しました。
また1年、一生懸命 歩いて参ります。
岸本 さと子
Posted by 岸本さと子│Comments(1)
│つぶやき
さと子さんのブログを見ていると、反省です
とりあえず、レシピを参考にしてご飯の支度しますか